造り手が見える造作建具
美園新築現場
こちらはいつも造作家具や建具を制作している所。
ドア一枚から制作してもらえます。
社長一人と腕のよい職人さん数名で数多くの造作を手がけている小さな町工場です。
奥にいる職人さんは先日の鳴子をモチーフにしたフックを制作してくれた職人さん
美園の新築現場の建具関係は全てここで造られます。
建具に溝を彫り込んでいきます。
こんな感じで、、、、、。
溝の位置も表示錠が付く建具の場合、袋戸になる場合の引手の位置等はドアそれぞれで
位置が違います。
建具高さも玄関土間に付く建具はH2.5mになり10㎝のアルミプレートが付くがそれも既に
制作済み。
そんなのも小さい工場だから当たり前のように融通が効く。
これが建材メーカーだと生産ラインから外れるので特注で納期2〜3週間とかの返答!!
たま〜にメーカー側が間違え納期が間に合わないと大至急制作して航空便で飛ばし
10日ぐらいで納品されることもあるんです。
やればできるんじゃない!??って
それはさておき、、こちらは引手がきちんと納まるように調整します。
シナの建具につや消しブラックの引手。
後日ウレタン塗装でシナが見違えるようになります
作り手の見える仕事は楽しいですね
大量生産のシートモノでは無くお客様と詳細を打ち合わせして造る造作
見積もり上ですと既製の何倍もしますがあくまでも机上の話です。
(予算上メリハリを付けてコストダウンも必要ですが)
既製にはないオリジナル性やデザイン性、質感、満足感、価格以上のものがあります。
考える側は楽しく、造る側は頭を悩まし、途中何度か工場へ出向き
詳細の打ち合わせをし途中良いアイディアが出れば変更も多々あり。
既製概念を取り除き考え出来あがるモノづくりは楽しい。
実際自分が打ち合わせしたり
出来上がる工程を見ていてもニヤニヤしてしまう。
少しの手間ひまでお客様が喜んでくれる。
そうすると良い家が出来る。
どうだ、大手住宅メーカーさん、建材メーカーさん達!!
こんな事をやりたくても出来ないでしょう。
予算、工期、原価、利益、棟数を追求し、万人受けし、
可もなく不可もない建材ばかり売っていると
手間ひま掛けれない家が増えていく。
現代の家の大半がモノ売りの家になっている、、、。
ちょっと残念。